カンボジアの子どもたちに、明るい未来への地図を渡したい。
日常からの貧困から抜け出すための方法は、金銭や物資の支援だけではありません。いつまでも支援に頼るわけにはいかないからです。
あわせて彼らが自立できるような知識や技術の習得が必要になります。巣鴨は教育や語学に長けた組織ですから、その組織の強みを最大限に生かし小中学校での(英語・日本語)語学指導および地域でのパソコン教室を無料で実施し、カンボジア地域の人たちの自立支援を援助します。
相模原からカンボジアに1つの産業を──
たった100円のノート。
それすら買えない子がたくさんいます。
日本の中学校の教科書では、カンボジアの子供について取り上げられています。午前と午後のクラスに分かれて授業を受けていると書かれていますが、午前のクラスが終わり次第子供たちは帰ります。カンボジアは貧しい国ですので、家族の手伝いをしなくてはなりません。もちろん勉強する時間などはほとんどなく、収穫時期などは半日さえ学校に通うことができません。こうした収穫時期が年に何回もあるため、学校が重要視されないのです。
勉強よりも家事や畑仕事が最優先。これが日本の教科書には書かれていないカンボジアの実態です。
カンボジアで貧困から抜け出す方法が分からないのは子供だけではありません。多くの大人ですら抜け出し方を知らず、毎日を貧困と戦っています。
貧困であるために田畑を耕し食べるものを自給のために生産します。生産するためには労働力が必要なため子供を多く育てる必要があります。子供たちは学校へも行けずに、労働力として家族を支えます。農作物を売ることで得られる世帯収入は1ヶ月$100程度です。
都会で働けば$300程度を稼ぐことができますが、そのためには英語や日本語、パソコンなどの使用が必須となります。しかし、学校へ行かせてもらえないため、都会に出られず子供たちも親と同様な生活を送るしかありません。
Prolay Village, Siem Reap Commune, Siem Reap City, SiemReap Province, KHM17259
Tel:011-46-9089